Subotが狙う仕事革命、スケジュール調整チャットボットを公開
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Subot(スーボット)というスタートアップが新しくチャットボットをリリースした。このスタートアップはリクルートが運営する「TECH LAB PAAK」に入居し、3月末に行われた成果発表会で開発中のプロダクトについて話したときオーディエンス賞を受賞するなど注目を集めていた。
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今回リリースされたSubotは、「チームの仕事を自動化する」ことを目的としたチャットボット。特にチーム間でのスケジュール調整を簡単にすることに注力しているサービスだ。スケジュール調整のチャットボットは海外でも話題となっているジャンルで、4月に人工知能を開発する企業 「X.ai」が2300万ドルの資金調達を発表している。

Subotは、社内向けのコミュニケーションツール「Slack」上で提供され、最初のバージョンでは、下記の機能を提供する。

(1)チャットメッセージの自動配信

メッセージを登録すると、定期的に配信をしてくれる仕組みだ。例えば経費精算のリマインドなどで使えるとのこと。

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(2)他のボットのコマンドを自動実行

Subotにルールを登録すると他のチャットボットの実行もできる。例えば、アクセス解析ボットと連携させれば毎朝前日のアクセス解析を自動で投稿させることも可能だ。(もちろんアクセス解析ボットでも自動配信は可能だと思うが、様々なボットを管理できることに強みがあるだろう)

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(3)チャット上からスケジュール調整・スケジュール表示

Subotに話しかけることで、チーム全員のGoogleカレンダーをベースに適切なスケジュールを提案、希望の候補を投票することで、自動的にスケジュールの登録まで代行してくれる。

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さて、早速、使ってみたので実際の動きを紹介したい。

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最初に叩きたいhelp!

次に、スケジュール調整を試してみた。

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Subotに「調整」と話しかけると、連携したGoogleカレンダーから打ち合わせのためのスケジュールを提案してくれる。これは1人で試しているが、複数人での調整の場合は全員のスケジュールを確認して提案してくれる。

次に、この選択肢の中から決めたい場合は「投票」をしよう。投票は下図の【1】【2】【3】の部分がボタンになっているので、押すことで投票できる。

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投票がすんだ後でSubotに「確定」と伝えよう。すると、イベントのタイトルを求められ、返信するとスケジュールの登録が完了する。これは、Googleカレンダーに登録される。

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スケジュール調整は、本当に大変な作業だ。相手と自分の時間を確認し、場所まで決めなければいけない。「ご都合の良いスケジュールを2,3いただけないでしょうか」というかたちでは、決まらずにメールが何往復してしまった経験は誰しもあるのではないだろうか。

実際に使ってみての感想はかなり便利で可能性を感じるサービスだ。人はゼロから考えるというのが最も大変だと思っていて、スケジュール調整も同じで、選択肢を出すのが意外とめんどくさかったりする。Subotは、全員分のスケジュール確認の手間を省いてくれているだけでも素晴らしいが、考える労力をものすごく削減してくれていると感じた。Subotがまず取り組むのはチーム内でのスケジュール調整だが、今後はチーム外とのスケジュール調整などにも対応していってくれないだろうか。

ここでSubot代表の・衣川さんに今後の展開やマネタイズについて聞いてみたので、紹介したい。

Q. Subotは今後どういうかたちで進化していくのか?

直近の予定では、リマインダーの機能強化、キーワードに対して特定のメッセージを返す「ディクショナリー機能」、リマインダーやディクショナリーから外部サービスへHTTPリクエストを投げるなどの実装をする。まずは「自社ボット」を置き換えられるようにして、誰でも簡単に仕事の自動化、効率化を行えるような状態にしたい。

Q. Subotはどんな人をターゲットにしているのか?

現在は、小規模なITスタートアップチームで使われることを想定している。特に最初はITエンジニアの人に触っていただきたい。ただ、ボットという今まではエンジニアしか使えなかったものを誰にでも使えるようにしたいので、徐々にターゲットを広げていく。

Q. LINEやFacebook Messengerへの対応は?

チームの仕事にフォーカスしているので、現在はSlackのみ。

Q. マネタイズについてはどう考えているか?

しばらくは無料、将来月額課金モデルを導入します。

Subotがどういう進化を遂げていくのか楽しみだ。

パブリックβということで当面は無料で提供される。最後に、導入方法と使い方を紹介するので、ぜひ試してみてはどうだろうか。

■ 導入方法

下記のURLを開き、”Add to Slack”ボタンからチームにSubotを招待してください。アカウント作成後、Googleカレンダーと連携しよう。詳しい使い方もpdfファイルで提供されている。

https://subot.io

Subotの詳しい使い方(pdfファイル)

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