2016年のチャットBot入門・Botの最新事例編
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今日はBotの最新事例編ということで、どのような種類のBotが出てきているのかを紹介していきたいと思います。

AIかどうか

まず現在のBotは、AIであるかどうかにはいろいろな定義がありますが、機械学習技術の活用の有無で分けることが出来ます。それが、「ルールの範囲内でのみ会話ができるBot」と「機械学習を活用した人工知能Bot」です。

・ルールの範囲内でのみ会話ができるBot

機能や会話や非常に限定的です。特定のコマンドや会話のみにしか反応せず、間違ったことを言った時に全く理解してくれません。このBotは、プログラムされた目的の課題解決の時のみに適切な賢い働きをしてくれます。例えば「こんにちは」には挨拶を返してくれても「ハロー」には反応できないでしょう。

下記は、「Quizmaster」という単純なクイズBotだ。クイズの受け答えはできるが、

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ちょっと質問しただけで「I have no idea(よくわからないよ)」と定型的にヘルプを呼ぶように促してくる。

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・機械学習を活用した人工知能Bot

機械学習などの人工知能技術を活用したBotは、柔軟な受け答えをすることができます。「こんにちは」と「ハロー」を同じ意味だと認識し返事を返したり、最初は適切な返事を返せなくても、会話を学習をすることで将来的に適切な返事を返すことができるようになります。

Facebook MessengerのBotは4カテゴリー

さて、次にFacebook MessengerのBotプラットフォームが公開された時に発表されたBotを紹介します。今回は、分類し、現在の完成度を比較したチャートを引用します。Botは、4つのカテゴリーに分けることが出来、それは、カスタマーサポート系(成熟度・中)、アラート系(成熟度・低)、予約系(成熟度・高)、検索・入力系(成熟度・中)です。fb_bot_use_cases

アラート系でわかりやすいのは、CNNのニュースBotです。簡単なコマンドで新着記事を取得したり、購読すると毎日決まった時間に通知してくれます。

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Ponchoという天気予報を教えてくれるBotもアラート系といえるでしょう。

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カスタマーサポートの例としては、KLMという航空会社はメッセンジャーで予約の確認ができたり、遅延情報を取得もできる。人手を返さずにすぐに返信ができるということは、カスタマーにとっても企業にとっても良いことなので、大いに進展が見込める分野だ。

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予約購入系のBotは、1-800-Flowers.comという花のコマースだ。購入フローがシンプルなものやよく買うものについては、チャットは便利そうだ。picture_pc_21d4b96d0137b542809b8154dd105179

侮れないLINE公式アカウント

無視できないのが、日本のLINEが以前より提供してきた「LINE公式アカウント」です。2016年3月30日時点で1,317のLINE公式アカウントが開設されており、LINEはその他のメッセンジャーアプリと比較して、ビジネスでの活用が進んでいるといえるでしょう。

例えば、大学生に人気なのが「Amazon.co.jp」の公式アカウントです。セール情報を受け取るだけでなく、注文の内容確認をLINEで受け取ることができる機能も利用できます。

また、会話を自動的に通訳してくれる「LINE 英語通訳」「LINE 中国語通訳」などの公式アカウントも人気だという。
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そして、三菱東京 UFJ 銀行は、先進的な取り組みとしてIBM社のWatson(人工知能技術のAPI)を利用し、銀行サービスに関する曖昧な質問にも意図を汲み取って適切な回答を返してくれるQ&Aサービスの提供を開始している。

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今日のまとめ

Facebook Messengerをはじめ海外の事例は気になるところではある。しかし、調べてみると日本や中国(この点は別途記事にする予定)の方が進んでいる点もある。企業のビジネス利用という点だ。

これから、いろいろなビジネスがBotに注力し、チャットでいろいろなことできるようになっていくので、引き続き最新事例が出たら紹介していきたい。

【参考】

どのLINE公式アカウントが人気?大学生66人に聞いてみた!!

 

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